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2015/03/10

- ライフスタイルに基づく売場づくり ー/森 浩康

◎ 差別化・独自化の特効薬 ◎

ライフスタイルの視点に基づいて、商品の品揃えや売場づくりなどを展開していくことは他店との差別化・独自化を実現する上では大変に重要なポイントになってきます。

あるGMSでは「キッチン」での用途に関わるあらゆる商品、つまり食器や調理器具などはもちろん、家電や家具、ガス関連機器や室内装飾品などに至るまでの商品群をトータルで陳列した売場をつくりました。

しかし、それぞれの商品担当者が分かれていたため、売場の管理、維持の責任がうやむやのまま、メンテナンスが疎かになり、いつのまにかその売場は消滅してしまいました。

このような試みには、店舗運営上、様々な課題があるようです。

しかし、ライフスタイルマーチャンダイジングを実現するためには、あらゆる課題を克服してでも展開していく必要があると思います。

ライフスタイルに基づいた売場づくりの例としては、このほかにもオフィス用品を品揃えした「オフィスサプライ売場」、アウトドアライフ用品を品揃えした「アウトドア売場」、靴・衣料品・靴下・帽子・小物などをトータルで品揃えした「熟年向けカジュアル売場」といったような売場などがプレゼンテーションの対象になると考えられます。

このようにカテゴリーを越えた売場づくりを展開していくためには、思い切った組織改革や発想の転換が必要になってくると思います。

お客様にとって選びやすく買いやすい、従来の分類の垣根を越えた売場づくりをするには、まずは「お客様の行動やライフスタイル」を深く研究することが重要になります。
それ以外では、TPOの研究などからも新しい生活提案型の売場が出来てきます。

例えば、日本の婦人服売場ではトップスとボトムスが、バラバラの売場に陳列されていることが、まだまだ多いと思います。
ここに「魅せる」というキーワードを持ち込んで、色やスタイルをマッチングさせた形でシチュエーション毎に、何種類ものコーディネートをプレゼンテーションしてみてはどうでしょう。

このような発想は室内でのカーテン・シーツ・クロスなどのコーディネートや寝装品関連などにも応用ができると思います。

- 価格設定について考える ー  に続く。