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2015/04/07

業界用語について/森 浩康

◎ 業界用語は正しく理解して使いましょう ◎

小売業界には、あらゆる専門用語が存在しています。
しかし、普段頻繁に使っている言葉でも、その意味と使い方を正しく理解していないと、聞き手側に真意が正しく伝わらないことが多々あります。

例えば
「もっとマーチャンダイジングを考慮した売場作りを行ないなさい」
「夕方のピーク時には主力商品は、もっとボリューム陳列を行ないなさい」
「在庫をもっと圧縮しなさい」
このように用語の使い方が抽象的で聞き手側にとって理解不能な指示の出る真の原因は、言っている本人が、意味を良く理解していないで使っている場合が、よくあります。
これらの用語・指示に関しては、次のような疑問が生じるのも当然だと思います。
「マーチャンダイジング」とは具体的に何を意味するのか?
「ボリューム陳列」とは何個陳列することまでをいうのか?
「どの在庫」を「どの位まで」圧縮すればいいのか?

バイヤーやマーチャンダイザーが、次のような指示を出す時にも特に注意を要する必要があります。
「売れ残った場合には店インプロで売り切りなさい」
「今度の新商品は本部からの送り込みは行なわず、各店からの任意発注とする」
「ロスを恐れずに発注しなさい」
「新しく●●●商品を導入する」
果たして、この指示だけで売場の最前線が、業務を的確にこなせるのでしょうか?
「売れ残った場合とはどういう状態をいうのか?」
「各店からの任意発注とした場合には、その商品を販売しないという選択も有り得るのか、また販売する場合には、どこに陳列し何を撤去すればいいのか?」
「ロスを恐れずにとは、どの程度までをいうのか?」
「新しく導入する商品の代わりに、どの商品を売場から撤去すればいいのか、または他の商品のフェースを縮めて新商品を棚に押し込むのか?」

指示を的確に伝えるためには、バイヤーやマーチャンダイザー自身が、まず用語を正しく理解し、かつ従業員に対しても地道に教育していくことが大切だと思います。

- 品揃えについて ー  に続く。