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2015/02/12

★修験者の旅/かすみ草

昨年末から本ブログへの寄稿をサボっていて実に2カ月ぶりの更新だ。私の今回の舞台はバラの街・広島県福山市。偶然にもTBS系ドラマ日曜劇場「流星ワゴン」の舞台になっているこの街で、まさか讒言の旅になろうとは…。
 駅前にそびえる福山城。戦争で焼失し、現在の天守閣は昭和41年に再建されたものらしい。私と同い年というのも少なからず何かの縁を感じる。早朝の福山城公園内を散策すると、散歩やジョギングをする市民、ゲートボールを楽しむ市民でにぎわっている。冬の冷たい風がシャキッとさせ、本当に気持ちがいい。

<写真・福山城>

 芦田川。このほとりに草戸稲荷というひときわ目立つ真っ赤な社がある。遠目には風情を感じるが、鉄筋コンクリートの頑丈な建物だ。中世の頃、芦田川の中州の中にあったらしく、この中州からたくさんの遺跡が出土したそうだ。

<写真・草戸稲荷神社>

 隣接する明王院。鬱蒼とした竹林が茂る山の中腹に作られた真言宗大覚寺派の古刹で、本殿と五重塔は国宝に指定されている。この山は、高野山には及ばないが、山伏、修験者の修行の場としても有名らしい。寺の奥から山へ登ることができるが、修行の場らしく、きつい登り坂が続く。サボった反省を込め、意を決してこの山道を登る。根がむき出しになりながらも生き続ける「ど根性樫」に見守られながら、にわか山伏を演じてみるが「何の罰ゲーム?」と思うくらい足に負担がくる。

<写真・明王院五重塔>
<写真・ど根性樫>

 懺悔を終え、山を下りると七福神が迎えてくれた。まるで、新たな気持ちで頑張れよ!と囁いているような池の真ん中に立つ弁財天に心を奪われた。この女神の笑顔が素敵で、また、会いに来よう、思わずつぶやいた。

<写真・弁財天>

 そうそう、ここの石垣は面白い。石工の遊び心が施されているのだ。

<写真・瓢箪形の石を埋め込んだ石垣>

ひょうたん形や扇形の石を混ぜて積むなんて、当時の技術からすると画期的だ。
また、明日から頑張ろう、そんな気にさせてくれた有意義な散歩でした。

かすみ草